2022/09/23 21:16
大人気(?)の牛肉情報局も、かれこれ4回目を迎えました!
皆様。胃はいくつお持ちでしょうか?
胃袋を4つ持った動物は、牛だけではないんです。
実は、牛は反芻(はんすう)動物といい、他にもヤギ、ヒツジ、キリン・シカ・ラクダなども胃袋を4つ持っています!
なぜ胃が4つあるか、という話は長くなる(&結構生々しくて好き嫌いがある)ので、簡単にご説明します!
牛に胃袋が4つもある理由は・・・・
草を大量に食べるからです!
胃が1つだと消化しきれないんですね。
緑のとげとげした草、いわゆる猫草。これは厳密な名前ではなく、いくつかの草の総称です。中には、ビールやウイスキーの原料に使われる草もあるんですよ!リッチですね。猫が草を食べる理由は諸説ありますが、
①毛玉を吐くため
胃の中で毛づくろいした毛玉が腸に詰まらない様、胃をチクチクと刺激して嘔吐を誘発させている。
②便秘予防
猫は万年便秘予備軍なので、猫草の食物繊維でお通じ改善。
③食感が好き
などなど。どれも都市伝説なので、猫と話せる機会があったら聞いてみたいと思います!
話をもどして、牛の胃袋ですね
たくさんの草を消化するために牛の胃袋は4つあるとお伝えしたばかりですが、実は、第一~第三の胃は、偽物です!
というのは言い過ぎですが、私たち人間の胃と同じような働きをしているのは、実は第四の胃だけ。他の胃は、人間でいうと食道のようなものなんです。
いきなり食べた草を1つの胃で消化し、栄養を吸収することはできません。ですから、一度飲み込んだ草を、口に戻して噛んでは飲み込み、分解しながら最終的に第4の胃に送り、消化しているんです。
それぞれの胃の役割とは・・・
●第1の胃は「こぶ胃」別名「ミノ」
役割は、草の繊維分解!150Lも入る大容量なんです!
●第2の胃は「蜂の巣胃」別名「ハチノス」
役割は、口に戻すためのポンプ!
●第3胃は「葉胃」別名「センマイ」
ハチノスのポンプの役割&第4の胃に送る量を調節!
●そして最後第4胃は「しわ胃」こちらの別名は「ギアラ」
役割はもちろん、消化・吸収。
それぞれに役割があるんですね。
さて、ここまでこれば肉通の皆さんも思い出しましたね。そうです。4つの胃は、主に焼肉屋さんで食べれます!好きな方も多いのではないでしょうか。